私は現在、美容室を経営しておりますが、開業の際の資金調達には大変苦労しました。

簡単に美容室といっても、いざ開業するとなると店舗の維持費や改装費、設備や運転資金など相当なお金が必要になります。

スタッフを雇うとなると、別に賃金も発生します。広告宣伝費もばかになりませんし、シャンプーなどの消耗品も仕入れなければなりません。手持ちの資金の六百万円だけでは、どう考えても無理だったのです。

そこで事業計画書などを準備し、資金調達に駆け回りました。定期預金をしていた銀行を始め、手当たり次第にあたってみたのですが結果は芳しくありませんでした。

日本政策金融公庫にも飛び込んでみましたが、相談の段階で諦めてしまいました。ノンバンク系の金融機関には、相談する勇気が私にはありませんでした。

そこで考えたのが、手持ちの六百万円で開業するという方法でした。

必要な資金の大半を占めるであろう店舗の維持費を抑えられたら、何とかなるのではと考えたのです。そこで親に相談して、実家のガレージに面した応接室を改装して使うことにしました。

設備も必要最小限にして、広告宣伝もインターネットのホームページを自分で作り、後は安く印刷したチラシを営業時間外にポスティングして回りました。

その後、私の努力を見ていた周りの人達が、何人か投資してくれることになりました。今漸く、経営の方も軌道に乗り始めました。